前職ではシステムエンジニアとしてソフトウェア開発に携わっていました。
帰郷をきっかけに知人の勧めでごんきやへ入社し、総務課電算室へ配属となります。
電話対応や伝票の処理、葬儀礼状や供物札の作成を始め、多岐にわたる業務を行う部署でした。
お葬式には一切携わったことがありませんでしたが、子供の頃から葬儀と言えば「ごんきや」というイメージがあったので、これからはこの会社で様々な面から葬儀をサポートしていきたいと考えました。
これまでは営業本社内で業務を行っておりましたが、会館へ配属されたことにより、お客様に商品を販売したり儀式の施行に携わったりと新たな業務が加わりました。
元々人とのコミュニケーションが苦手だったため不安でしたが、実際にお客様と関わることで、何を求められているのかをより細やかに理解することができるようになりました。
感謝の言葉を直接頂けることも多くなり、さらに仕事に張り合いを感じるようになりました。
この時はじめて役職につきました。
入社した当初はまさか自分が役職につくとは考えていなかったため、「他のスタッフに負けていられない!
会館の業務は完璧にマスターしよう!」とこれまで以上に熱意を持って仕事をしていました。
どれだけ会館をぴかぴかに掃除できるかスタッフ同士で競ったこともありました。
会館スタッフとして桜会館へ配属されてから6年。
前館長から引き継ぎ、桜会館の館長に就任致しました。
今思い返すと、この時が私の人生においてもっとも困難な時期だったと思います。
まず、ひとつの会館の責任者であるという重さに圧倒されました。
歴代館長の偉大さに、自分が同じようにこの会館を統率していく事ができるのだろうかと不安で堪りませんでした。
しかし何日もたくさん悩み、葛藤し、考え抜いて気が付いたのは、会館は1人のみの力で動いているのではないということでした。
確かに会館の責任者は自分ですが、会館には支えてくれる仲間のスタッフがいました。
1人では気が付くことができないところを指摘しあったり切磋琢磨したりして、これまでも進んできたのです。
儀式がある時には、葬儀の担当者やサブスタッフと力を合わせて業務を行いましたし、お客様の希望に応えたいと思う当社のために力を貸してくださる業者の方もいました。
この時に、仕事をしていくうえで最も大切なことは仲間と心をひとつにし、志を共にして頑張っていく事だと改めて感じたのです。
そのために多くの方と関わりを持ちコミュニケーションをとる事、館長として人間性を高めることが必要だと考えました。「館長だから」と自分一人で理想を追い求めて突っ走ることなく、会館スタッフを始め仲間の意見に耳を傾けることに注力しました。
普段の業務では深くまで知りえない知識や、技能の向上のために受験致しました。
葬儀の歴史や関連業の知識まで幅広い知識を手に入れることにより、お客様への事前相談対応や葬儀後のサポートをスムーズに行うことができるようになりました。
前年に2つの資格を取得し、多くの知識を身につけることができました。
役職も上がり、これまで以上に責任感を持って仕事に努めなくてはと日々考えております。
これから更にお客様のニーズに応えられるよう邁進していきます。
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